おひさまになりたい主婦

頑張らない・笑顔で子育てをしたい、40歳パート主婦のリアル

母乳か、ミルクか、混合か?私は、結局、混合でした。

子どもを妊娠すると、毎月~毎週の妊婦検診があります。

その中で、産後の理想の子育てについて、助産師さんと話す機会がありました。

妊娠中、出産時、育児についての不安を聞いてもらったり、

産後は完全母乳(母乳のみで育児する)、混合(母乳とミルクの両方)、ミルクのみのどれを希望しているかを話し合ったり。

第一子の時には、まぁ、とにかく何もわからない中で、育児雑誌や育児書を読んだり、地域で主催している母親教室に参加したりしながら、情報を集めていたのですが。

 

とにかく、完全母乳を推奨する記事や話ばかりが、頭に入ってきていました。

なので、産後は『できれば、完全母乳でいきたいです』と答えていた私。

 

ゆったりとした気持ちで子どもを抱っこしながら、かわいいわが子の顔を見て母乳で授乳することが、子どもが心身共に健やかに育つために最善である

 

そんな、理想を抱えて迎えた第一子出産・・・

 私はあまり母乳がでない体質だったようです(苦笑)

 

 

つらかった思い出の母乳育児

それでも、「何度も授乳することで、どんどん母乳が作られるから、お母さん、がんばりましょう!」という、助産師さんの言葉を信じて、裂けるような痛みの乳首に薬をすりこみつつ、多い時には30分から1時間おきに授乳を続けた新生児期。

今思えば、本当に修行の日々でした。

それでも、一向に授乳間隔は開くことがなく、すかすかのおっぱいを子どもに吸わせていたため、なんだかぐずぐずとする時間が多く、抱っこで寝かせてもすぐに起きてしまう。

仕方なくミルクを与えると、必死に吸い付き、ごくごく飲む姿を見て、おいしいね~なんて穏やかな気持ちで見ていられず『このミルクの分だけ、母乳が作られなくなってしまうかもしれない。』という不安を抱え、ミルクを少なめに与えるという方法をとっていました。

 

二か月たっても、授乳間隔は1時間から2時間弱。

三か月たっても、同じ。『3~4時間、開くようになる』という育児本をみては、悲しい気持ちになっていました。。

離乳食を始めるころになると、よく食べてくれる子だったこともあり、少しずつ授乳回数が減っていき、それによって心が落ち着いてきたように思います。

 

 

そんな一年を過ごし、もともとあまり母乳が出ていないこともあって、結局は混合にするしかなかったわけですが、、、周りの同じような月齢の子どもを見ていると、母乳でもミルクでも、その子にあった量で満足している子ほど、よく寝たり、穏やかな性格だったりすることが多いことに気づきました(もちろん、性格や食欲には個人差がありますので、必ず当てはまるわけではありません(≧◇≦))。

「あぁ、うちの子は、おなか一杯になるという体験がすくなかったんだろうな」

と反省したことを覚えています。

 

そんな経験から、第二子と第三子の時には、出産前から

『私、あんまり母乳でないみたいなので、混合でいきます!』

と宣言できるようになりました。

 

それが、とても気持ちを楽にしてくれました。

 

混合で良かったなと思えたこと

  • 用事があって家を出る前にはミルクをたっぷり飲ませ、出先では母乳で授乳できるので、哺乳瓶やミルクを持ち歩かなくてよかった
  • 親族の集まり(特に義実家など)やお友達のおうちでは、ミルクを持参すれば、母乳をあげにくい場面(男性がいたり、別室に移動させてもらったり)でも、その場ですぐに子どもの空腹に対応できた
  • 疲れがたまって、母乳が出にくくなっても、ミルクというもう一つの手段があるという安心感があった
  • 夜中の授乳は、基本母乳でしたが、たまに夫が先に泣き声に気づくと、ミルクを作ってあげてくれていたこと。つまり、母親以外でも対応してもらえた。
  • 夫やおじいちゃんおばあちゃんが、ミルクを飲ませてくれることで、育児参加につながるきっかけになった
  • 乳児期(断乳前)でも、半日程度なら子どもを見てもらって、自分の時間をとることができた
  • 母乳への執着が少ないので、スムーズに断乳できた
  • 母親の食事が乱れても、ミルクで栄養をしっかり補給できるという安心感

 

完全母乳を目指していたはずの私でしたが、ミルクにもお世話になることで

気持ちの余裕ができたのです。

 

完全母乳への憧れは消えませんでしたが、

ミルクにはミルクの良さがたくさんある

ということも知ってもらえると、もしかしたら私と同じように

母乳が軌道にのらなくて悩んでいる人に役立ってくれれば嬉しいです。

 

完全母乳でも、混合でも、ミルクでも、

私が幼稚園や保育園で関わってきた子どもたちは、みんな変わらず親の愛情を感じて成長していると思います。

世の中のお母さんたちが、頑張りすぎず、笑顔でいられる時間が増えていけますように♪